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2009年6月

エンジンデッキ周辺及び排気管(2)

排気管には、断熱用?の被覆が巻かれているので、再現。キットのパーツのジャバラ状のモールドを削り取り、表面を滑らかにしておく。こうした排気管の被覆は、T-60、T-70、SU-76にも見られるため、ここで練習も兼ねて再現手法を試してみる。使用したのは、マスキングテープ。AIZUの1.5mm幅のものを用いて、多少重なるように丁寧に巻きつける。カーブしている部分は、どうしても厚くなりがち。組み上げると下側は見えなくなるので、いっそ、カーブ部分は別構成にしたほうが良かったかもしれない。マスキングテープは、皺にならないように伸ばしながら貼り付けるように注意する。

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実車では、何箇所か排気管の接合フランジがあるのだが、キットでも省略されており、ここでも潔く見なかったことに。被覆材の端は、フランジ部分で途切れるのだが、フランジの工作をオミットしたので、端の処理は見えない下側でうやむやにしたのであった。タミヤの新キットでどう再現されるのか楽しみなところである。被覆材がぐるりと巻きついているようにモールドするのは難易度が高いだろうなぁ。

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車体前面の修正(4)

些細な工作ではあるが、鋳造部分と溶接部分の接合部をスジボリ。初めてダイモテープをガイドにしてみたが、平面にスジボる分にはこれは便利かも。
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エンジンデッキ周辺及び排気管(1)

車体後部の工作を進める。

車体上部から後面下部まで繋がる2本の排気管は、プラ棒などで自作するのが本来であろうが、怠けてキットのものを加工。表面のモールドを削ると共に、長さが足りないなどの問題があるので、接合部を開口し、バランスを見ながら真鍮線で繋ぐ。各部にスキマができるため、ポリパテで埋めておいた。

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車体後部の接合部分

タミヤの新作マチルダの発売日が刻々と迫る中、ここに来て工作ペースがガタ落ち。このまま新製品が発売されたら、この作品は陽の目を見ないままにお蔵入りになってしまう! 焦りつつ、無理やり手を動かして工作ポイントをこなしていく。

次の工作は車体後部の接合部の仕上げ。

マフラーと排気管の取り回しを行うためには、まずはここをやっつけてしまわないといけないために、工作手順がこうなった。車体上下を接合する支柱になるパーツはキットのものをベースに使用。本来は車体上部のオーバーハング部分から延びるべきパーツで、キットのものでは形状的には不満もあるのだが、あまりよく見えない部分でもあるので、潔く諦めて作業。

マフラーパーツを固定するブラケット部分は、貼りあわせる内側にあたるパーツにモールドされたものを削り取り、エバーグリーン1.0mm幅で車体側に繋がるブラケット部分を自作。

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車体前面の修正(3)

カバーの横にある回転軸の保持のため?のパーツはキットのものをベースとし、鋳造での一体感が出るように処理する。

車体前面上下に走るリブは、プラストラクトの0.8mmのハーフラウンド(半丸断面)を使用。スチロール系接着剤を塗布して、少しづつプラ素材を柔らかくしながら、曲面に合わせていく。ここは慎重に進めないといけない。目分量で作業したので、きっちりとは左右対称ではないが、見た目ではこれで十分と判断。

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だいたい車体前面の工作は完了かな。

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誘導輪基部の追加(2)

足回りの組立も終わったので、誘導輪基部を仕上げる。テンショナーの軸部分はタミヤの1.0mmプラ丸棒で作り、誘導輪の軸がはまる部分は、エバーグリーンの2.5mm幅のプラ材を使用した。ボルトはウェーブ。調整ボルト部分の側面に小さいボルトが付いているので、プラストラクトの0.8mm六角棒をスライスして追加。

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相変わらず工作の精度は低いけど、一応ソレぽっくなった気がする。

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足回りの組み上げ

JAVの履帯パーツを切り出し、整形・調整した足回りを組み込んだ車体に取り付け。この作業の前に、サイドフェンダーの大まかな工作と、誘導輪のテンショナー部分の基本形を出しておかないと、その後の作業プロセスに支障が出ると予想したため、基本である足回りの工作を後回しにしていたのだ。

JAVのセットに含まれる履板だが、予備履板用を入れるとピッタリの枚数になった。逆に言えば、何らかの理由で失敗したときのスペアは無いということ。起動輪との噛み合わせを調整していたので、履板の組み込みには大きな問題は残っていなかったが、テンショナーを追加したために、以前に修正した誘導輪はキットのままでは厚すぎて収まりが悪かった。この調整を待つために、誘導輪の裏表は接着していなかったので、軸部分を削って1mm程度全体の厚さを減じた。この工作のため、履板のガイドホーンが挟まらなくなったので、誘導輪に巻きつける分の履板はガイドホーン無しにした。キットのスキマからガイドホーン無しの履板が見えるとちょっと恥ずかしい…。もともとのキットでは、誘導輪はタミヤ独自のパーツで取り付ける(つまりフィクション)方式で、内側のテンショナー部分を侵食するようなパーツだったため、これを使うと自作するテンショナーと干渉してしまう。つまりは、テンショナーを自作した時点で、取り付け方法も新規に工作しないといけなくなったということ。本来は実車と同じく、テンショナーに軸を通してテンショナー本体に誘導輪を固定すべきなのだが、薄手のプラ板を組み合わせて工作する模型上のテンショナーでは強度の面で不安が残る。とはいえ、他の方法も思いつかなかったので、基本的にはロコ方式みたく接着式である履板で誘導輪を支えることにして、補助的にサイドフェンダーで見えなくなる部分にプラ板をかませて固定してみた。サイドフェンダーが大きくて足回りが隠れるからこそできる荒業である。

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誘導輪基部の追加

マチルダの足回りの内、車体前部にある誘導輪は、車体とサイドフェンダーに挟まれるような構成になっており、誘導輪のテンションを調整する機構(テンショナー)が、車体側になる内側と、外側になるサイドフェンダーにも装備されている。つまり、サイドフェンダーの大きな工作を済ませ、車体側に固定した段階でないと作成ができず、かつ本作のように非可動式の履帯を使う場合、全ての要素を調整しながら工作を進めなければならない。

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タミヤが取材したであろうアバディーンに現存するマチルダは、実は完品とは程遠い残骸状態のものであり(少なくとも現状では)、形状把握の参考になるが、生きている状態のディテール観察には向かない。初期MMである本作の設計時に、このアバディーンの車輌が大いに参考になったのは間違いないと思われるところ、ダメージがあるが故の問題も継承してしまっている。

マチルダの誘導輪基部は、チャーチルのそれと同じく誘導輪のテンショナーがついている。アバディーンの車輌で綺麗さっぱり欠落しているこの機構は、タミヤのキットでも影も形も無いのである。よって、これは一から自作しなければならない。この機構、チャーチルのものとは似て非なるものであるため、この部分が残っている現存車輌の写真を参考にしつつ、エバーグリーンの1.0mm厚2.0mm幅のプラ材を駆使して、テンショナーを再現。ただし、複雑な実車の機構を完全に再現するのは難しいので、省略しつつ、それらしく見える範囲を模索。テンショナー調整用のボルトはウェーブのもの。

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サイドフェンダー(4)

ヒンジは、原型を作って複製するという方法も考えられるが、この数と形状であれば、複製自体の手間、複製品の選別・成型等の作業を勘案すれば、昔ながらの「全数自作」でも対応できると踏んだ。

例によって、エバーグリーンのプラ帯材(0.5mm厚、1.0mm幅)とタミヤの1.0mm径のプラ丸棒をチョッパー2を駆使して、定型で大量に切り出して量産。ひとつづつ組み合わせてヒンジとする。このパーツを複製するという手もあったが、比較的単純な形状なので、複製に及ばないと判断して全て手作業で自作した。また、ヒンジの接着場所を一定にするために、例によってプラ材で適当なジグを作成して、簡単に位置を決められるように工夫した。

チョッパー2で同じ長さで切断できたためか、意外と高い精度が確保できたように思う。

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プラ丸棒をスライスしたヒンジ本体を、プラ帯板から切り出したヒンジ上下パーツで挟み込むようにする。ヒンジ本体は3分割し、パーツの間は薄い紙(折込チラシを使用)を挟むことで、微妙にあるかないか程度のクリアランスを確保した。隙間部分が狭いと塗装処理で埋もれてしまい、大き過ぎると興醒めになるのだが、こればっかりは経験から適当な塩梅を探さないといけない。今回はこの類の工作の経験を積む前なのだが、塗装までのテストはしなかったので、結果が不安ではある。

これは、エバーグリーンを始めとした定型のプラ材と「チョッパー2」という文明の利器?があるからこそ実現した作業。切り出した数はヒンジ本体の丸棒で3個×片面分11個×両面で66個、ヒンジの上下が2個一組×片面分11個×両面で44個。これに予想される作業ミスやピンセットで飛ばす(!)分の予備を含めて切り出したプラ材はそれぞれ約80個、約100個とした。

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AFVクラブのT-34に六角砲塔がラインナップ

AFVクラブからも六角砲塔が発表。

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最初のモデルである112工場型の発売も近いようなので、早くも第2弾で大きくバリエーション違いが出るわけ。この辺は、ちょっとだけ違うサブタイプからジワジワと拡げていくドラゴンのT-34の商品展開とは違う。(もっとも、112工場製のT-34の足回りや車体装備品は六角砲塔には近い仕様なので、それほどの飛躍とは言えないが)

ここはひとつ、次々回作はいきなりT-34/85とかもあり得るのか?

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AFVクラブの重履帯

軽履帯に続いて、予想通りAFVクラブからインジェクション連結可動式の重履板の発売が予告された。コレが一番似合うのはMk.IVだと思うが、そちらが発表される前に足回りが先行した印象。いずれにしても、楽しみではある。

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サイドフェンダー(3)

MR ModelsのマチルダCS用コンバージョンキットを使う以上、サイドフェンダーの仕様もCSに相応しいものにしなければならない。数少ない実車写真と現存する車輌(特にオーストラリアに多数のマチルダが現存している)を観察した結果、やはりCSには開口部Bタイプ、ヒンジ形状Dタイプが適当なようだと結論付けた。(もちろん、この場合の足回りの構成は、上部転輪ではなく、スキッドレイルのほうがより適切ではあるが、工作の手間を考えてオミット。ああ、こういう一貫性が無いところが、個人の趣味でやっている範囲なんだな、と自覚)

現在残っている記録によると、マチルダCSの生産はVulcan Foundryがその大半を引き受けている可能性もあり(この点は記録が出て来てないだけで、他の工場で作られたものも相当数になっていた可能性も捨てきれない)、そうなるとサイドフェンダーの仕様もおおまかには統一されていた仕様で製作するのが妥当だろう。

開口部はいじらないとしても、ヒンジは自作しなければならない。適当なヒンジをどこかから流用するのが楽なのだろうけど、巷に流通するキットの数も増えており、このヒンジ形状にマッチする流用パーツ/モールドの見当すら立たなかったので、悩むよりは手を動かして自作することにした。

とりあえず、不要になるキットのパーツのモールドを潔く削り落とす! さて、これで引き返せなくなったな…

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車体上下の接着など

足回りの装着に先立って、車体上下の接着に至る。車体前部の一体鋳造部分の再現のため、隙間や段差が出ないように慎重に調整する。車体上下の接着面に僅かな隙間ができるようなので、0.5mm厚のプラ材を差し込んで補正。また、上下車体の接合面はパテ等でしっかりと処理して、やすりで丁寧に仕上げて、完全に一体とする。

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ドラム式で開閉する操縦手ハッチは可動させずに固定。前後に隙間が開くとみっともないので、プラ材で前後に少しだけ延長。回転止めの突起も追加しておいた。ハッチの両側にある凹みは開口し、裏側からエポキシパテを充填して、そこにパッションモデルの0.9mmマイナスネジを埋め込んだ。

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車体前面:裏側から見ると…

ネット上でマチルダの写真を漁ってきたサイトのひとつがオーストラリアのアーカイブ。
太平洋戦線のオーストラリア陸軍は、ひょっとするとマチルダの最大ユーザなのかもしれない。本家イギリスのIWMなんかより、ネット上のアーカイブにあるマチルダの写真は圧倒的に多い。

その中から面白い写真をひとつ。

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鋳造パーツである車体前面部分を内側から撮影したもの。
と言っても、車内からの撮影ではなく、どうやら前線でのオーバーホールとして車体の構成パーツをバラバラに分解した際のものらしい。右側に写っているのが、操縦手用の視察スリットである。

このスリットは表から見るとこんな感じ。

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これを模型で再現したら面白いだろうな。やらないけど。

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サイドフェンダー(2)

工作を進めながらサイドフェンダーの考証をしていて改めて気づいたこと。

前回、サイドフェンダーの開口部形状のAタイプとしたものだが、わざわざL字型に切り欠いている理由は実は自明であった。この裏側に上部転輪の軸があるために、素直に長方形に開口できずに、L字に当たる部分を残してあるのだ。マチルダの上部転輪の構造は、車体側である内側のものと、サイドフェンダーに付いた外側のものの2個で1組となって、履板のガイド部分を挟み込むようになっている。この上部転輪は後になって廃止され、単純なスキッドレイルに変更になっている。

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つまり、L字型に切り欠いたAタイプは上部転輪付きのタイプで、開口部形状が長方形に拡がったBタイプは上部転輪のスペースを考えなくて良くなったスキッドレイル装備の個体であると推測できる。そうなると、L字型に切り欠かれたAタイプの記録写真も多く見られることから、従来考えていたよりも上部転輪付きの車輌は多かったのだろうと推測できる。

…と断言しそうになって更に検証を進めたところ、多少の修正が必要になった。実際は、Aタイプであっても上部転輪を装備せずに、スキッドレイル装備の個体があることが、現存車輌から確認できるのだ。つまり、スキッドレイルになってからもしばらくはAタイプのサイドフェンダーが装備され、その後スキッドレイルへの変更を後追いするようにサイドフェンダーもBタイプに変更になったのだろう。

なお、ディテールのはっきりわかる写真であれば、スキッドレイルかどうかは、サイドフェンダーの開口部を通してスキッドレイルの支持架を確認することができるので容易ではある。

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■上部転輪付きでAタイプ

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■スキッドレイルでAタイプ

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■スキッドレイルでBタイプ

ふむふむ

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車体前面の修正(2)

中央のペリスコープ部分の横にある視察窓カバーも形状がおかしい、というかそもそもカバーの下部にあたる部分の膨らみがさっぱりと省略されている。巷にマチルダの修正をした作例は多々あれど、中央部分の膨らみは修正していても、視察窓カバー下部の膨らみを造作しているものが見受けられないのは不思議だ。Zaloga氏の作例も見事なのだが、なぜかこの部分(中央部の膨らみでさえ)は一切手をつけていない。

まずはカバー本体の幅を増すために側面に0.5mmプラ板を貼り、全体形状もヤスッて多少の修正。省略されているカバーの下部に当たる膨らみはプラ材とパテで完全に新造した。1.5mm幅のエバーグリーンのプラ材を組んで骨組みを作り、あとはパテ等で隙間を埋めながら形状を整えていく。また、キットの車体左側上面の角は丸まっている。この部分は鋳造製であるものの角が立っているので、ヤスリで削って角が出るように修正した。

これらの作業は車体前面だけあって、どれも目立つ工作ポイントである。一通り修正したことで、イメージが見違えるようになった(が、ここまでやるならば、車体前面の幅自体も修正したほうが工作の統一感が出るのだろうけどね)。

あとは車体上下を接着してからの作業になるので、暫くは足回りの工作になる。

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