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2008年3月

車体幅の問題(2)

みに・ミーさんからのコメントにて、車体幅問題の出典及び考察を頂戴した。大変参考になりました(ペコリ)

車体幅の変化の原因を推定し、結果として無視できる範囲ではないかという考察であり、今後の製作に際しての不安がひとつ払拭された。『幅が違うこと』を工作すること自体よりも、『幅が違うことに伴って、他の部分に影響が出ること』、言い換えれば、コンマ数ミリの違いは目で見ても判りづらいが、表面に出てくるディテールやバランスの狂いは、結構わかるものだ、ということ。

…ということで。気持ちも新たに、がんばって作りましょー

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車体幅の問題

一応、備忘録として記しておくが、前期のチャーチルと後期のチャーチルでは、車体幅が異なるという記事が存在する。後期では車体幅が拡張されているということだが、これを裏付けるデータは確認できなかった。

仮にそうだとしても、車体幅を調整するような大手術をするつもりはないので、不問に付しますけどネ…

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フェンダー切り欠き部分

車体側面の工作がほぼ終わったので(微調整は残してある)、いよいよ本題のフェンダーの切り欠き部分の工作に取り掛かった。

Mk.VII仕様のフェンダーの切り欠き部分は、IMAのキット付属のパーツで埋めるようになっており、大変親切だ。
しかし、このパーツはかなり厚みがあるため、パーツの現物合わせにより0.5mmプラ板で置換しておいた。

切り欠き部の工作に先んじて、モーターツールでフェンダーの厚みをある程度まで薄くしておいた。
これは、厚みがあると、工作時につい力が入ってミスを誘いやすいことと、最終的にフェンダーの切り口は薄く仕上げる必要があるため。
モーターツールは取り扱いが難しく、作業中にビットが回転に流されてあらぬ方向に弾かれ、関係ない部分を傷つける可能性があるため、工作ではあまり多用しない。今回は、裏側からの作業であるが、慎重に切削作業を行った。

結果、うまい具合に厚みを減ずることができた。
慣れの問題と、キットとモーターツールの固定方法によると思うが、使い方によっては作業が大幅に効率化される可能性もあると思うので、機会を見て利用しつつ、上位機種の購入も検討してみたい。

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車体側面工作開始

フェンダー部分の切り欠きの工作に先んじて、まずは車体側面装甲板の形状変更を行った。
IMAのテンプレートを100均で購入したバイスで車体に固定し、ケガキで形状をキット表面に写しておく。

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ケガキにそって、エッチングノコ、ストレート爪切り、ヤスリを駆使して整形していく。
テンプレートがあるため、すぐに位置決めができたため、比較的簡単な工作。
とはいえ、キットに直接手を入れるため、削りすぎないよう慎重に作業する。

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車体側面

初期のチャーチルを後期のそれと比較したときの大きな違いのひとつは、車体側面前方の形状の違いである。
側面装甲板の形状自体が違うことに伴って、上部フェンダーの切り欠き部分の形状も異なっている。
側面装甲板自体は直線的な形状だし、IMAのキットにもテンプレートが含まれているので、工作は難しくは無い。

工作が面倒なのは、上部フェンダーの切り欠き部である。
ここは、直線的に見えて微妙に曲線が入り、また、実車写真でも増加装甲や排土用?のアタッチメントの陰になってよく見えないところもである。

今回製作する固体は、増加装甲や排土用アタッチメントはつけないので、ここの形状が丸裸になる。
色々と資料をあたってみたが、クローズアップ写真が残っている現存個体では、フェンダーごと無い車輌や、排土用アタッチメントが付いていたりではっきりとわからない。また、調べて比較してみると、どうやらここの形状(フェンダーの形状も含む)は一種類ではないようなのだ。

一番はっきりとわかるのは、南アフリカに現存するMk.IVベースのAVRE。

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これを参考にして、工作を進めてみる。

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AFVクラブへの期待

こうやってチャーチルについて調べていくと、この車輌がドンドン魅力的に思えてくる(感情移入?)

ブリッジレイヤーやボビンなどのファニーズは、仮にキット化されても手は出さないだろうけど、AVREやNA75は是非とも欲しい。

AFVクラブは3トンハーフから251系列に進出してかなりバリエーションを増やしてきた実績はある。
が、最近はあちこちに手を出している感がある。センチュリオンシリーズはShot'Kal Gimelを出すまではじわじわと展開するだろうし、チャーチルより先に発表されたT-34シリーズも、相当の可能性を持って控えている。
チャーチルシリーズのバリエーション展開がどうなるかは先発のMk.IIIの売れ行き次第(それとドラゴンがどう出るか)だろうけど、AFVクラブのキャパシティにも限りがあるわけで、そんな中でも是非とも!早いバリエーション展開を期待したいものだ。

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個体調査

模型製作に当たって、実車(資料)のリサーチは不可欠。
AFVは工業生産品であるが、必ずしも大量生産品とは言い切れない。

というのは、
 1)現在のように高度に規格化・標準化されていない当時の生産環境・調達環境
 2)技能工または非技能工によるオーダーメイド的な作業環境
 3)実用品であり、かつ戦中であるが故の細かな製品改良
がある(と容易に類推できる)からだ。
さらに、
 4)戦場に順応するための調整や修理
もある。

よって、同じ車両でもA個体とB個体では細かな差異が出てくるわけで、これが(ことさら大戦中は)AFVの魅力のひとつと感じている。

スタート地点として、チャーチルの生産について、グランドパワー誌1997年5月号から引用して記録しておく。

◎チャーチル Mk.III
 総生産台数 627輌
 生産工場 7社
  ハランド&ウォルフ
  バーミンガム・レールウェイ・キャリッジ
  デニス・ブラザーズ
  ブルーム&ウェード
  ニュートン・チェンバース
  レイランド・モーター
  グロスター・レイルウェイ・キャリッジ

◎チャーチル Mk.IV
 総生産台数 1,622輌 ※1
 生産工場 3社
  メトロポリタン・キャメル
  ベイヤー・ピーコック
  チャールズ・ロバーツ

Mk.IIIとMk.IVは(設計意図では)砲塔のみが違うため、生産工場はダブっていない。
MK.IIIに至っては一社平均100輌程度しか生産してないのだ(現実には数社に集中し、その他の工場では数輌程度生産しただけとも考えられる)

このように生産工場が分かれていると、生産工場ごとの仕様の違いも考えられるため、実車調査の際には注意が必要だろう。

といいつつ、現在の資料の状況では、注意しても分類までは至らないのが現実。
英米の車輌だと、英語で読める公式資料が出てくることもあると思うが、なかなかそういう資料にはアクセスできないものだ。
(歴史資料的には、AFV史など傍流中の傍流だろうから、陽が当たらないだけだろうけど)

※1
 "NA含む"と記述されているが、NAは既存のMk.IVからの現地改造だと思っていた。
 この記述は、最初からNAとして生産された車輌の存在を示唆するのか、NAに改造する際に"生産"としてダブルカウントされたことを意味するのか、真意は不明だ。

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資料編

チャーチルの資料、に限らずイギリス軍車両の資料というのも恵まれていない。

が、そこはネット時代。ネットから色々な写真資料を集めることができた。
メインは展示車両であるが、ドイツやソビエトと違って、どこに何が現存するかすら知らないので、あちこち探ってみた次第。

今回、参考になったのは下記の現存車両。

◎ アバディーンのMk.III
◎ ブラッセルのMk.IV
◎ オーバールーン(オランダ)のMk.V
◎ 南アフリカのMk.IV AVRE

(Mk.IIIが参考になるのは、車体はMk.IVと同一?なので)

各車両で、オーバーフェンダーの有無等のダメージ状態が違うので、比較すると構造が理解できて興味深い。
また、同じ形式でも、細部が微妙に違っていたりするのが面白い(戦後改修のようなものも含まれるようだ)

当たり前だが、撮影者によって注目するポイントが違うので、複数サイトで掲載されていると助かる。
闇雲に掲載枚数だけが多ければ良いというものではないのだ。

写真資料は各所のサイトに散らばっているので、いちいち出典は省略する。
が、今は無きTank2scaleやらTanxheavenに「モデラー視点をわかっている」写真が多くて助かった。
両サイトと共に、既に閉鎖されてしまっていることが、返す返すも残念である。

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