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2006年9月

タミヤ1/35メルカバMk.1(2)

 先日のブログで、タミヤのメルカバの問題点についてアドバイスのコメントをいただいたので、パーツを切り出し仮組みしつつ、各部をチェック。

 砲塔のプロポーションがおかしいことは、いろんなところでも指摘されているようだ。これがタミヤデフォルメ、なのか、単に資料がなかったからなのかはわからないが、確かに実車写真と比較するとちょっとイメージが違う。問題点としてまず気がつくのは、砲塔前面の楔形状の部分である。実車では、もっと上まで反り上がっていて、ボリュームもあるように見える。これは、先端を鋭くしてスパルタンなイメージを強調しようとした、タミヤデフォルメが原因かもしれないと思った。この影響で、砲塔全体のプロポーションにも影響が出ていて、砲搭上面の傾斜ももっと緩いようだし、側面の面取りもおかしくなっているようだ。楔部分の上面が外側に向かって緩やかに傾斜している点も、傾斜がもう少しあったほうが実車に近いと思う。

 ターレットリングの張り出し部の形状は、目立つ部分であるのだが、ここも形状の捉え方に問題があるように思う。曲面の盛り上がりが甘く、全体にボリュームがない。また、前後端に平面部があるのだが、完全に無視されている。もっとも、この辺は鋳造部品なので、実車でもロット毎に微妙な違いがあるのかもしれない(砲塔全体も鋳造だけど)

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 車体について現時点では大きな問題は見つからなかった。車体右上のグリル形状が違うかな?とも思ったが、参考にしたソミュールのメルカバは、Mk.2タイプの車体側面グリルに改修されているので、車体上部のものもオリジナルのMk.1のものかどうか確信は無い。その他、細かいディテール以外は、ほぼ許容範囲に思う。エンジンデッキ(メルカバの場合は車体前部)の盛り上がり部分については、Mk.2タイプではボリュームが大きく変更になっているので、ソミュールの写真では参考にならない。

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タミヤ1/35メルカバMk.1(1)

JSU-122はまだ組み立て中だが、いきなり次のプロジェクトの下調べを開始

色々と候補のある中で、次回作はIDF(イスラエル陸軍)タミヤのメルカバMk.1(35127)にしようと思っている

アフターパーツとしては、MAXIM/GUMKAのイスラエル軍主力戦車メルカバMk.1用キャタ(GL-01)と、A.E.F.Designsのメルカバ1用チェーンカーテン(KI-600)を準備した

以前から、ネット上で資料を集めてみたが、戦時中の車輌と違って、現役戦車のWalkaroundは少ない。実際に軍務に就いているわけだから、模型用の詳細な写真を取らせてくれる個体も少ないのは当たり前か。もちろん、軍事機密上の問題もあって、特に上面や内部のショットは少ない。

とはいえ、さすがにネット時代。ニュースサイトやアーカイブで検索すれば、インアクションの写真がボチボチと出てくる。また、イスラエルの兵士?が撮ったプライベートフォトまで、フォトサイトにアップされていたりする。いきおい、全体像や人間がいる周辺(ハッチ周り)の写真ばかりに集中するのだが、それでも無いよりはましだ。

また、ネット上で見られるWalkaroundでは、フランスのソミュール戦車博物館の展示品と、兵器見本市?での展示車輌が見つかった。

ソミュールの個体について調べた結果、次のような事実が判明した。

◎ イスラエル国外にある唯一のメルカバ

◎ イスラエルのラトゥルン戦車博物館との物々交換。メルカバとの交換アイテムは、なんと第二次大戦のフランス製ルノーR35軽戦車だとか。なんでも、イスラエルの独立戦争に参加した歴史的に重要な戦車だそうで、ラトゥルンの館長さんは、どうしても欲しかったんだと

◎ ソミュールにあるメルカバは、アップデートを重ねた『最終型』といえるタイプ。砲塔後部のチェーンカーテン追加は当然のこと、バズーカプレート(サイドスカート)はMk.2型に変更、Mk.3と同様の車体後部ハッチ左右の戦車兵用バスケット(要すればゲペックカステンだね)の追加、Mk.2タイプの車体右側面大型グリルへの変更、全面に施された粗い滑り止め加工などなど。一方で、砲塔バスケットはMk.2タイプではないオリジナルのままだし、砲身のサーマルジャケットの留め具も前期の両面タイプであるので、必ずしも全ての改修が適用されているわけではないようだ。

ついでに言えば、

◎ メルカバMk.1は現役を退役して、予備装備となっている

とのこと。

メルカバMk.1の後継であるMk.2は、いわばマイナーモデルチェンジ程度で実質的には同じような車輌のはず。現に多くのMk.1はMk.2装備にレトロフィットされているようだし、Mk.2だって、あの異様な形態のMk.2Dを中心に未だ現役で活躍している。Mk.1だけ早々と退役とは驚き。

これは軍の規模に比較して、装備が現代化・近代化してきたので、Mk.1が時代遅れだとか、問題が出てきたというよりは、より強力なMk.3やMk.4(120mm砲と第四世代装甲を装備)あたりを正面装備にしたということでしょう。使えるものは何でも使ってきたIDFだけど、メルカバの設計思想にあるとおり、人命第一にシフトしてきたことの現われかもしれないなぁ。

 

 

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ドラゴン1/35 ISU-122(4)

ようやく片面を片付けたところ。このキャタは難物だなぁ。

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この作りかけ、どうやらJSU-122でも初期のタイプにしようと思っていたらしく、車体前面に予備キャタピラホルダーを付けていない。ということは、その代わりに車体後部下面に予備キャタピラホルダーを二組つけなければならないということになる。

この部分は、場所が場所だけに、記録写真で確認することが難しい。仕方が無いので、信頼できる図面(Tankomaster別冊のもの)と、類似装備があるJS-3の同位置の実車写真何枚かを参考にして位置を決定。2つのキャタが並んでいるが、なぜかキャタ同士は連結できない微妙な間隔になっている。

ちなみに、通常は図面だけを信用して模型制作はしない主義である。図面(というか線画)の作図なんて相当いい加減なのではないか(特に国内もの)。海外の資料も同様で、ミニコミ誌Tanketteに毎回掲載されているシロモノなんて、線が太い落書きみたいなもの。あんなん有難がっている人いるんかいな?って感じ。一方、ロシアの出版物(特にM-Hobby、Tankomaster、Frontline Illustrationsの系列)に載っている図面は、実車の図面から作図しているらしく、比較的信頼できるのではないかと思っている。一部には寸法が入っているものもある。

話を戻して後部キャタホルダー。カステンのJSキャタB Type(SK-14)に附属の部品をそのまま利用。ずれないように慎重に位置を決め、接着。

ちなみに、このカステンのセットには(精度はそこそこだけど)、キャタピラ止めの板に六角ボルトがモールドされたのが大量に入っていて、そこはかとなく嬉しい。

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самиздат

ブログ開始2ヶ月を記念して、タイトルをまたまた変更してみた

「さみずだあと 考証大好き・完成作品僅少のモデラー失格男がひっそり楽しむ戦車模型的生活」

さみずだあと=samizdat=самиздатとは、ソ連時代の地下出版物のこと
ブログもブログライターも、決して表に出ることはない、ゲリラ的な活動に徹するという本ブログの名称にピッタリの言葉ではないかと思う

つまり、

 ・模型制作にはまっているけど、はまってばかりはいられない中途半端なモデラー
 ・地下出版だから、いつどこで何が出るかわからない
 ・音沙汰が無くて廃刊だと思っても、いつか復活する、超不定期

ということを端的に表せる言葉かなぁ、と。

ちなみに戦車模型「的」としたのは、日常生活における戦車模型の立ち位置を示しているもの。好きなんだから、「的」はいらないんだけど、「的」を無くすほど戦車模型=生活にしているわけでもない。もっとも、本業にでもしない限り、真の『戦車模型生活』などできっこないんだけど。

しばらくはこんな感じで。相変わらずだが、これからもチラシの裏的に書き殴っていこうと思う。

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プレミアムエディション!

ドラゴンの旧作グレードアップシリーズの「Premium Edition」。いよいよロシア物も対象となってきた

最初は、T-34/85 1944だそうで、詳細も明らかになりつつある

が、しかし!

ちょっとこれはダメだなぁ~。

まず、T-34/85でも、よりによって最初に出たタイプ(高田さん曰く、1944年型の1945年に生産されたもの)を選ぶんだもんなぁ。これって、基本的には戦後タイプで、戦中で見られる一般的なものではない(なかったわけではなくて、記録写真でその姿は確認済み。ただし、登場時期は終戦間際)。より一般的なのは、ドラゴンが後から出したT-34-85 UTZ mod.1944のほう。この旧キットの仕様で、一番大きな問題だったのは戦後型誘導輪だったが、ここは後のUTZ mod.1944でキチンと戦中型に改修されたり、結構がんばっていた。

でもって、モデライズした型としては決して一般的ではない、このプレミアムエディションの詳細だけど、やっぱり問題山積・中途半端。退化とは言わないが、明らかに進化の方向を誤っているとしか思えない。希望・期待も含めて、ちょっと気になるところを書き出してみる

◎ “とりあえずエッチングパーツ付けました”感ありあり。グムカので十分だよ

◎ 車体後部の発煙缶ラックは、インジェクションではベトナム仕様(NAMシリーズの北越のやつ)でパーツ化されていたけど、絶対的に寸足らずだった。どうやら、それをそのまま金属パーツ化したようで、まったく使えないパーツになりそう

◎ 定番の挽き物砲身も、このキットの場合、マストアイテムではないのでは

◎ 車体・砲塔のペリスコープ内部の別体化とかクリアーパーツ化とかしないのぉ?

◎ 外部燃料タンクはベコベコでないやつをセットして欲しいなぁ。お得意の挽き物でもいいのになぁ

◎ できれば、車体前面装甲板と車体前半部上部は別パーツ化に変更して、T-34-76に改造しやすいようしてくれたら最高!ついでに「不要部品」でT-34-76用のパーツを入れてくれたら神!!

◎ 何と言っても、UTZ1944のキモであったのにダメダメだった2枚開きキューポラを、今度こそちゃんとしたモノにして欲しかった…。これも「不要部品」で入れてください!

最後に、最大の問題点を…

◎ 当初の発表ではキットナンバー「6319」って、

JS-2 (Premium Edition) だったんじゃなかったの?

そうですか、JS-2のプレミアムは中止ですか…

ドラゴン初期の名作(であって、初代ナスホルンの汚名を返上した)JS-2こそ、現在のレベルで改修して欲しかったなぁ。車体高とか、狭過ぎたフェンダー下とか、砲塔形状とか、転輪サイズとか、色々と改修して欲しかった。

 

 

 

 

ひょっとして、プレミアムではなくて、全面改修・新作にする気だったりして!?

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アマモ10月号

今月も買ってしまった…

スクラッチを取り上げるなんて、最近のアマモの傾向からすれば意外。
一応、新作の作品も掲載されているし、内容は及第点では

これからも、こういう「見て楽しい」路線で頑張ってもらえると、いいんだけど。

ところで、次回のハラTはいつになるのだろうか?

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T-34-76六角砲塔の初期型

ロシアの掲示板で見つけた画像。

なんと、ロシア国内(ベラルーシとかの旧ソ連邦の諸国も含むときは、「ロシア圏」とでもいうべきか)に、T-34-76(1942年型)の初期に見られた『ラミネート砲塔』を搭載した車体の特徴を持つ現存車輌(実は、砲塔形状を確認できる写真は掲示されていないが)があるらしい。フィンランドのパローラ戦車博物館にもPS-231-4(の残骸)が現存しており、貴重であるのだが、ロシアの一台が完全な状態で残っているとすれば大発見ではないだろうか。

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開口部が6箇所あるベンチレータ(通常は4箇所)。ガミラス艦の主砲を彷彿とさせる。まさか、松本零士氏のイメージソースはこれ?(なわきゃない)。砲塔吊り下げフックの方向が変わっている。(通常はハの字配置)

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車体後部のエキゾーストカバーは柏葉型。エンジンデッキ後部パネルも、ヒンジでは無く、ラッチで止める初期の方式。トランスミッション点検ハッチは丸型であり、さらに初期に見られる角型ではない。これらの「初期型」の特徴が、どういった順番で移行したのかは定かではない。

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キャタに何を履いているかも興味があるところだが、写真はなし。誘導輪がSTZ生産型に見られる特徴を持っているようなので、550mmプレート(STZではワイドワッフルが標準)である可能性もあるだろう。展示車輌にありがちな、キャタを履き替えてあるのかもしれないが、誘導輪がSTZ製であることは覚えておきたい。

一番興味があり、かつ写真が掲載されていないのが、エアクリーナーの点検ハッチ周辺(エンジンデッキ前半)。記録写真及びパローラの現存車輌(の一部)に見られるような、溶接タイプ?のものであるならば、めっけもの。この車輌の価値をいっそう高めることだろう。

蛇足ながら、今回、機械翻訳してわかったこと。T-34-76の「六角砲塔」、ロシア語では通称(俗称?)「ナット」=「六角ナット型砲塔」とでも訳出できるようだ。きっと、ロシアの戦車マニアの中にもハラショーな人がいるんでしょうね(嘘)

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LVTのキャタ

アンヴィルの組立に飽きてきたのと、今週・来週と結構多忙であることから、一向に製作が進まない…

PMMSで紹介されていた、LVT用のキャタが目にとまった。

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http://www.hardcorpsmodels.com/

「高っけー!これは材質とかどうなっているんだろ?」と思って、メーカーサイトにアクセス。なんだか、LVTとイラク戦争ネタに偏ったメーカー。このLVTのキャタ、材質はレジンらしい。サンプル写真(と価格)を見て、インジェクション?、アクリル削り出し?とか色々と妄想を膨らませていたが、平凡な結末だった(笑)。このキャタ、連結はこれまた平凡なワイヤー方式らしい。

結局、生産数とかの関係で、単価が高くなったんだろうか。グムカの個人生産インジェクションキャタでさえ、あの価格帯なのにね。そりゃー、このメーカーと同じくらいLVTマニアな人がたくさんいるとは思えないけどね。まあ、他のメーカーで製品化されることはまずなさそうなアイテムなので、LVTファンの人は要チェックですな。当然私はスルー。

…と言いつつ、何年か後になって、急にLVT萌え!が発症して、あちこちのショップを探し回る羽目になる、なんてことが往々にして起きるのが、この病気の悪い症状だな…

(モデルセラーのインジェクションキャタで経験済み…)

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ドラゴン1/35 ISU-122(3)

相変わらずアンヴィルのキャタと格闘中。時々、クリックするときにピンの穴がグニャリと変形したりする。この現象は経年変化なのかも。中央分割型のキャタはもういやだなぁ。

さて、以前取り上げたロシアのマスタークラブのレジン製連結キャタだけど、ロシアのショップに掲載された写真を見た限り、クリックリンクではなくてピン止めするらしい…

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http://plasticmodel.ru/

右下にチマチマっと写っているのがピンだと思われる(ピンとしか思えない)物体。成形の精度がどこまで出ているかわからないけど、ピンもキャタ本体もレジンだから接着もエポキシかゼリー瞬着になるだろう。スチロール系ならば、グリグリっと適当にやっても可動はする遊びはあるんだけど。これは結構手間になるかも。

幸か不幸か現在のラインナップでは、どうしても使ってみたいアイテムは無い。けど、今後の予定品にはT-70用キャタも入っているみたいで、これはちょっと魅力的。それ以降の展開でココだけのアイテムが出てくるようだと、いずれ試さざるを得なくなるかもしれない。写真で見る限りは、とーっても良さそうに見えるんだけどなぁ。

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「自衛隊」

たまには模型とは全然関係の無いカターイお話で。

ここのところ、興味があってイスラエル戦車を調べている。

この業界でIDFといえば、Israel Defense Forcesであって、「イスラエル軍」とか「イスラエル国防軍」とか訳されるのが通例だ。一方、我が国の自衛隊は英語でJSDF: Japan Self-Defense Forces。同様に、陸上自衛隊はおなじみのJGSDF: Japan Ground Self-Defense Force。だ。Self-defenseというのと、Defenseというのが、どれだけ意味が違うのかわからない。でも、そもそもDefenseには「護る」という意味が含まれていて当然と考えていいのだと思う。果たして、Self-defenseという言葉自体が、英語圏で一般的なのかさえ知らない。けど、この言葉はいかにも重畳的というか、「自衛」ということを強調するあまりに屋上屋を重ねて不自然になった表現のようにも思える。

歴史的・国際的な事情を抜きにして乱暴に言えば、イスラエル国防軍は自国を守るために他国に攻め入るような軍隊であって、その活動実績は自衛隊とは全く違う。専守防衛なのか、集団的自衛権なのか、そもそもどこまでが「日本の国防」の範囲であるべきなのか。お国事情や歴史的経緯も違っているから当然だけど、西洋とアラブとユダヤと東洋のそれぞれで、基本的な認識が違うんだろうから、安易に他国(アメリカ)協調的なアプローチはいかがなものか、と改めて思った。

スイス軍なんて、「自衛軍」とも「国防軍」とも称していないけど、その理念は確固たるもの。別に「自衛隊」が「軍隊」であろうとなかろうと、結局はどんな役割を期待したいのかの問題なんでしょうね。

ということで、誤解を招きそうな危ないお話は以上。次回からは模型の話に戻すということで

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ドラゴン1/35 ISU-122(2)

ひたすらアンヴィルのキャタを組む、組む、組む。

説明書には、「とっても簡単!片側10分!!」とアピールしてある(超訳)が、そうはいかなかった。まずは、購入してから月日が経っているからか、必ずしもクリックが「カチッ」とはまらないリンクがある。パーツを壊さないように、慎重に押し込む作業が必要なので、おのずから作業効率は下がる。それ以前に問題なので、パーツのクリーンアップ。かなり薄いバリがついているので、これをデザインナイフで丁寧に切除するのだ(薄いバリはゴミになっても色々なところに付着するので始末が悪い)。また、キャタの穴部分の抜けが悪いパーツもあるので、デザインナイフと棒ヤスリで丁寧に開口・成形する。

ということで、チマチマとやっつけていくと、とても10分でできるわけがない!

さらに、このセット、ISのキャタピラリンクで一般的な中央分割型を再現しているのだが、ご丁寧にもちゃんと中央で分割して成形しているのだ。クリックリンクの際にも、片方ずつリンクするので、手間が2倍。さらに、先につけたリンクが邪魔になるので、さらに手間が2倍という印象。これに伴って、中央部分の微妙なすり合わせも精度に限界がある。ちなみに、カステンのセットでは、中央分割リンクも一体で成形しているので、足回りのクラッシュや整備中を再現しない限り、素直にカステンに軍配を上げたい。

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ドラゴン1/35 ISU-122(1)

タミヤ製品ばかり作っていないで、たまには(在庫もたっぷりある)ドラゴンを。

本作はかれこれ10年以上放置されていたモノ。ほぼストレート組だが、手すり等を真鍮線で置換したりと、チマチマといじっていたようだ(いつ頃、どういう動機で作っていたのか、はっきりとした記憶なし)。当初からほぼストレート組を指向して製作していたが、結局完成せずに放置していた。

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残った行程は、外部燃料タンク(ベルトのモールドは削ってあった)及び固定ホルダーと、キャタピラ。外部燃料タンクは、手元のエッチングパーツを使うか、帯金かエバーグリーンで自作するか。キャタピラは、Anvil Miniatures(メーカーは活動停止。現WWII Productionsに製品の一部を移管)のものを使う。アンヴィルの製品はクリックリンク式の先駆け。絶版製品ではあるが、いまさらオークションで処分もできないだろうから使ってしまうことにした。

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ドリルケース自作(5)

今のところの課題をまとめておく。

◆ 不安定。台にそれなりの重さがないと、転倒→ドリル刃散逸・紛失となるおそれが残る。

◆ 固定方法。両面テープでは経年変化に弱く、いずれ粘着力が弱まって外れる。とはいえ、接着等をしてしまうと拡張性が犠牲になる。四方を枠で囲うといった工夫が必要か。

◆ 保管時・移動時にドリル刃を落としてしまう危険がある。上面に蓋をつけないと、どうにも不安。いっそ、台を机上に完全固定してしまったほうが安心かも。

◆ 各ケース間の間隔が狭いため、取り出しにくい時がある。間隔を広げるか、互い違いに配置する等で工夫してみる余地がありそう。

と、現時点で気づいたところ。しばらく使ってみて、(なんらかの悲劇が起こってから)改良してみることとして、とりあえずはこれで完結。

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ドリルケース自作(4)

ドリルの保持方法としては、ドリル径より少し大きい開口部が適当だと思う。プラ版にドリルで開口すれば保持できるが、一箇所(1枚)だけでは安定しない。さりとて、少し離した2枚のプラ板で保持する(スペースドアーマーのような)とした場合は、ドリルの全長(当然、径が大きければドリル全長も長い)に合わせて、間隔を調整しないと安定しない。そうなると、2枚のプラ板の内、上部は1枚ものにできても、下部は階段状になってしまい、構造が複雑になる。

といった思索を経て、行き着いたのがプラパイプの利用。

3mm径(内径2mm)のプラパイプを、ドリルケースとするもの。「階段状」の段差ができるのは内部に2mmプラ丸棒を仕込んで、深さを調整。こうすれば、ケース全体の長さは揃うことになる。問題があるとすれば、ケースとドリルの間の「遊び」が少ないので、取り出しがスムーズにならない可能性があることか。取り出しは、「素手」でできるように、ドリルの一部がケースから飛び出すように調整。ドリル刃を上にすると、ドリルを素手で扱うことになり、(安全上は良いとしても)ドリルに余計な皮脂が付くという不安はある。でも、逆にドリル刃を下にすると、傷みが早そうな気もするし、とりあえずはドリル刃が上になるように設定した。

早速作ってみたのがコレ↓

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作ってみたのは各サイズ1本ずつ。カットしたプラパイプを手元の適当な木のブロックに両面テープで貼り付けた。少々不安定なので、真鍮ブロックあたりにしたほうが良かったかも。
これでは『ケース』の体をなしていないのだが、意外と良い案配にできたので、とりあえずこのまま使ってみて、不具合が出たら改良していこうと思う。

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ドリルケース自作(3)

ドリルケースの製作にあたって、ウェブ上で既製品や作例を探してみた。

1)メタルケース入りの既製品

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http://www.tonyadirect.com/items/8181000100025_8181001.html
金属加工工具の通販サイトより。ドリルとセットの既製品。こういう風に並んで整理できるのは理想的。ただし、模型用ではないので、ドリルのサイズは大きめで、1.0mmφというのが最小。

2)回転ドリル台の既製品

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http://homepage3.nifty.com/amigos/useful_tools.htm
金属加工の人のページより。既製品のようだが、収納が楽かつ安定しているし、目当てのドリルが見つけやすいのがいい。

3)ビット用の自作ケース

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http://vicdiy.com/products/trimmerbit_case/bit_case.html
金属加工が趣味という個人のページより。かなり本格的にケースを自作しており、工作精度も抜群に高い。これはケースの製作だけで立派な作品レベル。さすがにここまではできないが、参考にしたい。
ビットを斜めに取り付けるアイデアは良いと思う。ビットの場合、ツール側のチャック径が一義的に規格になっているので、拡張性という問題はないだろう(穴を増やしておけばよいだけ)

と、既製品にも色々あるということがわかり、これらを基にしてアイデアを考えることにした。いずれの方式でも拡張性はないので、是非その点は改良したい。
また、ビットケースの例を見る限り、趣味の分野を問わず、増えてきたビットの整理に困っている人がいるもんだなぁ、と知ってなんだか安心した。

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