ドラゴン1/35 ISU-122(13)

前回、転輪の塗装まで終わらせたので、我慢できずに(アホ)キャタを装着。

Anvilのクリックリンク式は、組立は楽だが、ぐるりと回して繋げるときは、リンクを「ねじる」ことが難しくなっており、連結に苦労した。また、お約束であるが(十分注意したはずが)、気づいてみると右キャタの向きが逆(ガーン!)。このときばかりはクリックリンク方式の良いところで、取り外し可能なので、やり直して再度装着。ただし、累次のねじりで、あちこちで塗装が剥げてしまった。もとより、エアブラシ塗装で塗りきれなかったところもあるので、全体を水性ホビーカラーのビン塗料を使って筆でリタッチ。

足回りは、パステルで仕上げる予定。

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ドラゴン1/35 ISU-122(12)

ぼちぼちと模型製作再開シリーズで、今度はJSU-122を取り出してきた。

足回りの塗装として、全金属製の転輪がキャタとこすれる部分の塗装表現を試みる。
よくあるのは、汚した後に鉛筆等で光沢の表現をするもの。
今回は、全金属製であることを反映して、全て金属地が出ているようにした。

GSIクレオスから、金属地を再現するためラッカー系塗料で「メタルカラー」シリーズが出ている。
この内、「アイアン」と「ダークアイアン」を購入し、今回はアイアンを使用。
筆で簡単に塗ったが、塗った直後は普通のグレー~黒という感じで、心配した。
が、用法に従い、乾燥してから綿棒で軽くこすったところ、みるみる内に金属光沢が現れ、びっくり!

色味も、非常に、いい。

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適当に塗ってこれだから、キチンと下地処理をして、塗膜を作って、丹念に磨いたら、素晴らしい金属光沢が得られることだろう。(AFVで、そこまで光沢が必要になることは少ないだろうけど)

AFVの世界で限ることなく、模型世界全体を鳥瞰すれば、未知の使える「素材」はまだまだ多いと思う。AFVから輸出された技術としては、ウェザリング技法が代表的だが、輸入といえばコピックくらいか。

たまには、AMだけではなくて、総合模型誌を、時々はスケビや鉄道模型誌も含めて視野を広げて、眺めて情報を取ってみるのが良いのだろう。もちろん、他ジャンルのHPを覗くのが一番手っ取り早いが、自分自身、いつも行っているページを巡回して終わりがち。自戒して精進せねば。

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ドラゴン1/35 ISU-122(11)

ひとまずエアブラシ塗装が完了したアイテムの仕上げ塗装を開始。

まずは、フィルタリングを施してみた。いわゆるウォッシングは、対象全体に暗めのフィルターをするものと理解できる。また、フィルタリングに比べ、細部・凹部への色付けの意味合いが強い。

一方で、フィルタリングは、「面」を対象にして、色合いの変化や退色(を模した効果)を期待して行うものであり、両者は技法も期待する効果も異なる。一部の模型製作記事で、両者を混同したような記述も見られるが、元祖?であるMIG氏の記事を読むとはっきりとわかる(以前はなにわ戦車隊のHPに和訳が載っていたのだが、メンテされないまま消えてしまった。残念)

と、理論と理屈は一応理解。

今回は、買い込んだ油絵の具(ホルベイン社製)と、オドレスぺトロール(限りなく無臭なので室内での作業に向く。ただし、無臭と無毒は別次元の問題なので、手放しで換気無く使うのは推奨できない)を使った。この季節、閉めきった室内で使うには良いコンビ。

使った色は、ライトグレー、ライトブルー、バーントアンバー、イエローの4色。MIG氏によれば、つや消し面にはせいぜい2色がいいところらしいけど(最適な面は「半ツヤ」のようだ)、敢えて複数色で。

バーントアンバーは、ちょっと油断すると色が濃くなってくるので注意が必要。また、筆はこまめに拭いて、余分なペトロール分や塗料を落としたほうがよいだろう。一通りやってみたが、効果の程は…あるといえばあるが微妙(そもそも、そういうものらしいし)。おそらく、処理前後を比べると、差がついているのだろうけど。これから後工程を重ねていく中で、結果が出ることを期待したい。

ちなみに、同じ処理をIII突とPSTの2台にもうっすらと施した。濃い色(グリーン地)のほうが効果は出やすいようだ。

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ドラゴン1/35 ISU-122(10)

休日なので、下塗りに引き続いて基本塗装。

本来は、下塗りも基本塗装も何色かを吹き重ねたほうが良い効果が得られるのだが、塗装に割ける時間が限られているので、泣く泣く割愛。塗装の変化は、その後の行程(フィルタリングやパステルワーク)で補完していこうと思う。

まず、JSU-122の塗装色だが、さんざん論をぶっておいて、自分が納得できる色にはなっていないのが恥ずかしい。今回使った塗料は、タミヤアクリルのXF-74陸上自衛隊用のオリーブドラブである。この色は、特に大戦後期のソ連軍戦車のカラー写真に見られる、グレー味が強く、さりとてオリーブ色ではない雰囲気に近いと思って選定した。結果としては、まずまず満足。が、もう少しグレー味を強くしたかった。グレーの中にグリーンが垣間見られる色(謎!)にしたいんだが…

今回は、定番のMr.カラー303番グリーンFS34102を外してみたが、こっちも次回は試してみる予定。

アクリル塗料であるが(タイガ流に)Mr.レベリングシンナーで希釈して、エアブラシで塗装。
エアブラシは発売直後からお世話になっているタミヤスプレーワーク(初代)で、時々しか出番はないくせに、現在まで故障知らず。いわゆる「ラッカー系」塗料の溶剤なので、乾燥が速くて作業がはかどった。
ちなみに、塗装色は「ビン生」で使用。調色するのが面倒(!)なのと、どうせウェザリングで色味を変えられるので基本色には拘らないことにしている。

本来は、ウェザリングの結果を見越して、基本色を決められれば良いのだが、残念ながらそこまでのセンスも経験も持ち合わせていない。

塗装の際の持ち手として、平凡なペットボトルを活用して写真のようなものを作ってみた。
車体下部に固定用のナット(3mmφ)を埋め込んであるので、このサイズに合わせたネジをペットボトルのフタに装着。これに固定して、塗装をすれば持ち手に困ることは無い。ペットボトルが便利なのは、水を入れれば重心が下がって、そのまま乾燥させても丸ごと倒れる心配は少ないこと。ただ、ペインティングブースには背が高すぎるので、次回は本体を小型の200mlものに替えてみるつもり。JSU-122は、ナットを埋め込んでいなかったので、ポカリスエットやDAKARA系の角型のペットボトルを選んで、車体下部をテープで固定した。

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今後、チッピング・フィルタリングといった最近の技法に挑戦しながら、ウェザリング・仕上げをしていく

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ドラゴン1/35 ISU-122(9)

天気が良かったこの週末は、いよいよ?年ぶりの塗装プロセスに入った。

家族もいる手前、また日中の仕事なので、帰宅後は暗くなってきたこともあり、平日に室内で塗装作業をするわけにはいかない。よって、どうしても塗装作業は天気の良い休日に、マンションのベランダで行うほかない。幸い、今の住処には、独立した2畳ほどの小さなベランダスペースがあるので、ここを塗装スペースとすることができた。

準備に30分、後片付けに30分かかるので、できれば一気に長時間塗装をしたいところだが、なかなかまとまった自由な時間はとれない。しばらく前に購入したタミヤのペインティングブースを使うのだが、一応、周囲も塗装ミスト対策をしておかねばならない。新聞チラシ(コーティングされたチラシがベター。新聞紙では塗装が染みる)と、ブースの排気口に水を張った容器を置いて対策。これは説明書には載っていないが、排気にはミスト状の塗料が含まれるわけで、それをそのまま外に出してしまっては、どこかが汚れるし、大気汚染もしてしまう。排気口に水を張った容器を置くことで、水面がミストを捕らえてくれる。こうすれば、大気に出て行くべき塗料成分を、ある程度は捕捉できる。もっとも、この水をどう処理するか、排水として捨ててしまうのは、厳密にはダメだろうけど。

今回は最初の下塗り。ただし、いわゆるサーフェイサーは使わない。これは、自分がついつい塗膜を厚くしてしてしまう傾向にあり、サーフェイサーを厚塗りするとモールドが消えてしまいがちなのと、そもそも(AFVモデルの表面処理上は)サーフェイサーを使う必然性を感じないことにある。もちろん、レジンパーツの割合が多い場合は、この限りではないだろう。前後するが、塗装前にキット全体を中性洗剤で綺麗に洗って陰干し、金属部分にはマッハ模型の『シールプライマー』を塗布。以前、鉄道模型に通じた方に、模型用のメタルプライマーは鉄道用のそれに比べると効果が無いに等しい、と指摘されたのをきっかけに求めてみたもの。原液のまま筆で塗布。どれほど効果があるか期待大。なお、シールプライマーは、金属地には絶大な効果を持つらしいが、プラ地では逆に剥離を招くようなので、はみ出してプラに塗布してしまわないように細心の注意を払う。なお、プライマー塗布前の下地は、酸洗いが必要なので、同じくマッハ模型の『ブラスクリーン』の代用として、トイレのサンポールを使用。塗布すると、みるみる内に積年の錆が取れていく(浸す時間にも依るのだろうが、完全には落ちない)。全真鍮製キットを激作しない限り、一生もつ分量。もちろん、余ったらトイレ掃除にも使える(当たり前)。

ベース塗装としては、サーフェイサーの代わりに、適当なグレーを缶スプレー。基本色を薄く塗布する予定だが、下塗りの色の選択には悩まないではない(下塗りが透けて上塗りに良い効果をもたらすことを想定)が、今回はグレー一色とした。足回りだけは、茶系でも良かったかもしれない。また、ドイツ戦車は定番のマホガニーでも良かったかもしれない。なお、缶スプレーのミストは派手に飛び散るので、さすがのペインティングブースも役不足気味。

なお、画像にドイツのIII号突撃砲G初期型が写っているが、これはこのブログを始める前に組んでいたもの。塗装が完了したら、改めて紹介したいと思う。残念ながら、クロムウェルの塗装には取りかかれず。これは次回(来春!?)に回すことになりそう…

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写真は塗装前。洗浄が終わり、シールプライマーを塗布した後

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ドラゴン1/35 ISU-122(8)

ようやく組立完了

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やっぱり、中途で放置していただけあって、細かくて飽きが来る作業ばかり残っていたので、モティベーションも効率も悪くて、意外なほど時間をかけてしまった。

さて、次回作メルカバに取り掛かるとするか。

だいぶ天候も良くなってきたので、いい加減に塗装もしないとなぁ。

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ドラゴン1/35 ISU-122(7)

燃料タンクホルダーの工作をチマチマと継続中

ホルダー本体は、基本的にはキットのまま。

実物の燃料タンクのベルトの両端にはロッドがついている。このロッドの固定方法を観察してみると、どうやらベルトは2枚の金属板が折り重なって作られているように思えてきた。ロッドは、この2枚の金属板の間に差し込まれて、金属板はロッドに巻きつくように窄まっているのだ。模型上では、厚みのある金属板を重ねると厚ぼったくなるし、0.3mm径程度のロッドに金属板をうまく巻きつけて加工する自信も無い。かといってプラ素材では、この「巻きつき感」はうまく再現できないだろう。という試行錯誤の後(「試行」はしていないので、さながら「思考錯誤」か)、今回はプラ帯板にプラ製のロッドを接着することで再現するに止めた。エバーグリーンのプラ帯板に、プラストラクトの0.4mmロッドを接着した。なお、エバーグリーンのロッドは最小で0.5mm径。プラストラクトは0.3mm径まであるが、写真と見比べた結果、今回は0.4mm径を採用した。

ホルダー本体だが、ベルトについたロッドを差し込んでボルトで留めることで固定している。ロッドの端部はネジ状になっていて、適当なところまでボルトを回すことで、ベルトに張りを出す仕組みになっている。IS-2では、ホルダーの車体側の留め具は穴に通して固定。外側の止め具はコの字型になっていて、ボルトを回して緩めなくても、ずらして外せるようになっているようだ。工作上は、本来は車体側は穴を、外側は金属板かプラで置換するか、キットに切れ込みを入れるかすれば良い。今回は、簡単にするため、穴や切り欠きは省略。ウェーブのボルトを使って固定用ボルトを再現したところに、ベルトのロッド部分をイモ付けして終わりにする。

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ドラゴン1/35 ISU-122(6)

仕掛かりになっていた後部燃料タンクの工作にとりかかった

タンクにモールドされた固定ベルトは削っていたので、ベルトと留め具、そして側面のホルダーの作り直しをする。ホルダー部分は金属板にて工作済み(経年変化で表面が酸化しつつある状態だが)なので、瞬着で取り付けるのみ。燃料タンクだが、なぜか4個中の1個が見当たらなかったので、ドラゴンT-34-85のキットの余りを流用。ただし、T-34-85のものは凹み表現があるので、ポリパテで埋めて成形した。タンクの径もISシリーズに比べて若干大きめ。

さて、このソビエト戦車の燃料タンクだが、T-34/85のキットでは(画一的ながらも)かなりアクティブに凹みが再現されている。ドラゴンのIS-2やタミヤのIS-3には、凹みの無い「まっさら」のタンクが入っているのだが、ドラゴンのT-34-85、そして数多ある「ソビエト戦車用燃料タンク」のアフターパーツには、凹み表現や、それを通り越してベコベコになったものまであった。エッチングパーツで燃料タンクを再現するセットもよく見かける。

しかし、この筒状の物体はあくまでも「燃料タンク」である。難燃性のディーゼル燃料(軽油)とはいえ、薄くて簡単に凹んだり穴が開いたり、腐食するような代物ではないはず。現に、戦場での記録写真を見れば一目瞭然だが、この燃料タンクがベコベコになっている事例はほとんど見ることができないのだ。

どうやら、この燃料タンクの凹み表現、おそらく、元凶は名作タミヤのT-34/76 1942年型の同タンクが発端になってモデラー間に確立された「イメージ」に過ぎないのではないか、と踏んでいる。一昔前と違い、T-34の戦場写真・記録写真など、巷に溢れているのだけど、このイメージはなかなか修正されないのは困ったものだ。

 

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ドラゴン1/35 ISU-122(5)

ようやく、左右のキャタの組立終了

ドラゴンのISシリーズは、車高が低いのではないかという問題が指摘されてきた。これは、監修者である高田さんのイメージが投影されたものと捉えるべきだろう。現に、かつてホビージャパン誌でIS-2をフルスクラッチした際にも、敢えてサス高を下げた旨が記述されていたように記憶している。

とは言うものの、実際にドラゴンのキットでは、車体上部下部のクリアランスを狭くしてしまっており、これはむしろ設計ミスに近いのではないだろうか。この結果、キャタと上部転輪間がきつくなり、キャタがフェンダー下部に接触してしまう。この問題に関しては、車体上部下部にスペーサーをかますことで対処されてきた。今回のキットは、既に車体上部下部ががっちりと接着されてしまっているので、さすがにどうしようもなかった。当然のことながら、完成したアンヴィルのキャタも、フェンダーに干渉しながらようやくセットできたというところ。

アンヴィルのキャタは片側枚数80~82枚程度と説明書で指示されている。実際は、80枚でピッタリとなる。が、実車写真によれば、キャタにはそこそこたるみがあるので、プラスしたいところ。このキャタは「ガイドありのリンク」と「ガイド無しで2分割のリンク」が交互に接続されているで、本来は80枚から増やすならば82枚になる。誘導輪位置が調整できないので、固定された足回りに対応するには、リンク数をいじるしかない。82枚ではたるみ過ぎるので、ガイドありのリンクを連続させて、81枚とした。なお、T-34のように二種一組のキャタで連結部が異なる場合は、こういう技は使えない。ISでこういう例があるかどうか、確認していないが、同様にガイドあり・なしがリンクするドイツのフェルディナント重駆逐戦車では、ガイドありのリンクが連続している写真が残っているので、ISでもアリだろうと判断させてもらった。

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ドラゴン1/35 ISU-122(4)

ようやく片面を片付けたところ。このキャタは難物だなぁ。

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この作りかけ、どうやらJSU-122でも初期のタイプにしようと思っていたらしく、車体前面に予備キャタピラホルダーを付けていない。ということは、その代わりに車体後部下面に予備キャタピラホルダーを二組つけなければならないということになる。

この部分は、場所が場所だけに、記録写真で確認することが難しい。仕方が無いので、信頼できる図面(Tankomaster別冊のもの)と、類似装備があるJS-3の同位置の実車写真何枚かを参考にして位置を決定。2つのキャタが並んでいるが、なぜかキャタ同士は連結できない微妙な間隔になっている。

ちなみに、通常は図面だけを信用して模型制作はしない主義である。図面(というか線画)の作図なんて相当いい加減なのではないか(特に国内もの)。海外の資料も同様で、ミニコミ誌Tanketteに毎回掲載されているシロモノなんて、線が太い落書きみたいなもの。あんなん有難がっている人いるんかいな?って感じ。一方、ロシアの出版物(特にM-Hobby、Tankomaster、Frontline Illustrationsの系列)に載っている図面は、実車の図面から作図しているらしく、比較的信頼できるのではないかと思っている。一部には寸法が入っているものもある。

話を戻して後部キャタホルダー。カステンのJSキャタB Type(SK-14)に附属の部品をそのまま利用。ずれないように慎重に位置を決め、接着。

ちなみに、このカステンのセットには(精度はそこそこだけど)、キャタピラ止めの板に六角ボルトがモールドされたのが大量に入っていて、そこはかとなく嬉しい。

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