タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(9)~研ぎ出し編

クリアー塗料が乾燥するまで、さらに2週間程度を空けた。クリアースプレー時、一部のデカールに微妙な「よれ」や「ずれ」が生じてしまったが、これはおそらく一度に吹きすぎたため。また、デカールの糊が弱くなっていたことを考えられるため、次回はさらに対策を施すつもり。

完全乾燥後、#1500のペーパーで表面を磨く。最初、タミヤのコンパウンド(粗目)を使ってみたのだが、いきなりコンパウンドではやはり効果に無理があり、結局ペーパーがけにした。車体前後でボルト等の細かいディテールにかぶさる部分はペーパーを細かく畳んで丁寧に対処。AFVの場合、カーモデルと違って、塗膜が薄いので、しつこいペーパー掛けは厳禁。特に、AFVはエッジが出ている部分や突き出たディテールが多いので、余分にペーパーがけして塗膜を侵さないように注意。気をつけていたつもりだが、一箇所、ほんの少しだけ下地が出てしまったのは失敗。お決まりの「ウェザリングでごまかし」とする。

成果は見ての通りで、デカールの仕上げという点では、かなりうまく言ったと思う。あとは、いかに技法をAFVに適合するように簡略化・改良していくかが課題。これは数をこなして、研究してみよう。

なお、AM2月号の三式砲戦車の作例の記事で、作者が「クリアー塗料でサンドイッチするとデカールの透明部分が溶けて見えなくなる」としているのは、おそらく間違った解釈で、デカールの透明部分と周辺の段差が無くなることで、透明部分が見えなくなったと解するべきだろう。

Image000_3

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(8)~研ぎ出し編

今回、クリアーをスプレーしたのは、いわゆるデカールのシルバリングや透明部分のテカリを防ぐことを目指したため。どんなに良くできた模型でも、仕上げで失敗しては幻滅。

カーモデルで使われる「研ぎ出し」の手法を応用した。
自分自身、学生当時のサークルのカーモデラーの先輩に教えてもらった技法。
AFVでは殆ど使われないが、その当時、カーモデルを作ったときに少し試してみたもの。
当時も、その技法は面白かったし、今でも研ぎ出しを試すためだけにカーモデルを作ってもいいかな、と思うほど。

透明部分のテカリは、デカールの縁を切ることである程度は防げるが、手間がかかる。
透明部分と、塗装面との「段差」をなくして(見えなくして)しまえば、問題ない。
また、シルバリングの原因の大半は、デカールが塗装面に密着していないため。

今回、デカールを張る面は、#2000のペーパーで軽くなでて表面を均した。デカールを張る際にも、マークソフター等を使って、密着を心がけた。
デカール乾燥後に、クリアースプレーを塗布。この際、カーモデルと違ってディテールの多いAFVモデルでは、全体のクリアーの塗膜ができるとモールドが寝ぼけてしまう(特に、ウェザリングの効果が薄れる)ことを懸念して、デカール周辺以外はマスキングした。

写真は、クリアー塗装後。デカール部分の段差に加えて、クリアーの塗膜と周辺とのマスキングの段差があるので、乾燥後に段差を無くして平滑面を出すための研ぎ出しを行う。

20070108_000

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(7)~研ぎ出し編

ホント、久々に模型製作を再開。

休止前に弄っていたIII突(まだ完成させないのかよ)を取り出す。

まず、休止前にデカールを貼っていたので、その続きを。
クルスク戦のダスライヒをイメージしているので、マーキングもそのように考証した。
バルケンクロイツは、白黒のバランスが近いタミヤの付属デカールを使用。
師団マーク及び兵科マークは、タミヤの別売りデカールセットから。マークには、大隊番号?の数字が小さく追加されているので、同じセットの別のマークから切り取って追加。マークが極小なので、取り扱いにはちょっと苦労した。

デカールが完全に乾くのを待って、クレオスの水性クリアーをスプレー。乾燥期間は安全を見て2週間以上とった。

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(6)

年末から年始にかけて、身動きが取れない時期になってきた。
アルコールが入ったら、原則として作業はしないポリシーで、特に細かい作業や取り返しのつかない作業は厳重に避ける。
当然、この時期になって、みるみる製作ペースが落ちてきた。

とりあえず、III突とKV-122はデカール貼りと細部塗装をチマチマと。
デカールの厚みと浮きについては、近々何かしらの対策を講じておきたい。
ドラのIII突との競争は、はなから諦めてるので…

20061126_000

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(5)

先日の記事で紹介したとおり、今回のIII突はクルスク戦時をイメージしてある。記録写真から、2色迷彩であると仮定し、その塗装色をダークイエロー地にダークグリーンとしたところ。

クルスク戦時の塗装としては、以前から疑問に思っていることがある。それは、当時の当地での2色迷彩はグリーンが主流か、ブラウンが主流か、ということだ。クルスク戦時の迷彩で、カラー図や作例でよく見られる例として、フェルディナント重駆逐戦車の2色迷彩、第505重戦車大隊所属のティーガーの2色迷彩を例にすれば、505のティーガーはダークイエロー地にレッドブラウンの帯状迷彩という解釈が主流で、一方のフェルディナントはダークイエロー地にダークグリーンの帯状迷彩というのがよく見られる解釈である。

You Tubeで散見されるクルスク戦(と言っても、別の映像が混ざっていることが多いが)のカラー記録映像を見ても、いまひとつはっきりしない。

個人的な見解だが、やはり夏のステップ地方という特性からすれば、ダークイエロー地にダークグリーンの迷彩の方が、長く伸びた草木とマッチするように思う。ということで、今回(と、当面の将来は)クルスク戦のカラーリングはその方針で行く。そうえいば、ダスライヒのティーガーは3色迷彩の解釈が主流だったなぁ。。。

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(4)

その他の工作ポイントを記録。

戦闘室前端左右にあるピストルポートを、適当なリベットを使って追加。厳密に言えば、リベットの形状では正確ではないのだが、ほぼ真上にスモークディスチャージャーを付けるので、ほとんど見えなくなるので良しとした。

カステンのグレードアップを使ったワイヤーホルダー部分に対応したワイヤーは、付属の糸を模型用接着剤で固めたものを使用。ただ、一部ほつれが出てしまい、期待したようにはならなかったのが反省点。この後のクロムウェルでは、模型用接着剤の代わりに新館接着剤を使ったが、これは逆に硬すぎ。車体に固定してから、瞬着で固めるのが正しいやり方だったかもしれない。 

話が前後するが、この部隊の車輛、車体後部に荷物を積載している。上面後端中央に取り付けられているキャタピラ調整工具箱も移設され、大きな木箱が載せられている。また、防空用にスワスチカ旗を広げていたりするのもチャームポイント。と、本来は工作すべきところであるのだが、今回は完成を優先するため泣く泣くパス。荷物類は、次回作以降で少しずつチャレンジしてみたい。

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(3)

ドラゴンのIII突って、まさにこのクルスクのダスライヒをモデライズしているのね。
ボックスアートがドンピシャでした。今作っている仕様と同じ。これは笑うしかないか。ハハハ。

D6320

ソースはこちら
http://home.versateladsl.be/luc.jansen/Dragon%20151106/index.html

同じソースにある平野原型のドラゴンフィギュアだけど、なんかプロポーションとかディテールがおかしくない? 右端の将校の足の長さとか、袖口の処理とかに顕著なんだけど、トランペッターのフィギュアみたいな。。。 これから修正されるんだろうけどね。

D6333

平野氏は、最近作から平野原型でなくなったトライスターから、ドラゴンが引き抜いたかたちになったんだな。

| | コメント (2)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(2)

このIII突の塗装イメージとしては(既にコメントでバレているけど)、1943年クルスク戦時のダスライヒ:SS第2突撃砲大隊所属車輌にしようと思っている。この部隊の車輌は、G型の極初期型が混ざっていたり、シュルツェン未装備の車輛がいたりで、生産初期に受領したものが多いようだ(冬のハリコフ戦の損害補充を優先的に受けたのかもしれない)。

この大隊の所属車輛に共通する特徴としては、車体後部の予備転輪にぐるりと予備キャタピラを巻き、無造作にキャタの連結ピンを差していること。予備キャタは足回りに使ったカステンの余りを(枚数がギリギリ)使い、連結ピンはタミヤのキットに入っているものでは量が足りないので、真鍮線とパンチ&ダイで打ち抜いたプラ板で自作。今だったら、アドラーズネスト製のティーガー用を使っても良かったかもしれない。なにせ、真鍮線とプラを点止めしているので、強度上の不安が残る。

なお、転輪に連結キャタを巻くと、転輪ホルダーでの座りが悪くなる。実車写真でも、傾いてついているように見受けられるので、転輪ホルダーの軸部分を多少延長して対処した。

| | コメント (0)

タミヤ1/35III号突撃砲G初期型(1)

JSU-122と同時並行で塗装していたIII号突撃砲G初期型を、やっと紹介。こちらは迷彩塗装をする都合で、一回では塗装が終わらず、この週末に迷彩(ダークイエロー地にダークグリーン)まで終わらせたところ。そろそろ天気も悪くなってきたので、晴れ間を縫って塗装した。いよいよ冬将軍の足音が聞こえてきたので、今季のエアブラシ作業はこれにて終了にする。

この作品は、タミヤのG型(35197)をほぼストレートで組んだもの。ドラゴンからの新製品の発表前に組んでいたものだが、結果的には在庫一掃みたくなってしまった。ま、良かったかな。

使用パーツは、タミヤのIII号戦車用エッチンググリル(35199)に、定番のカステンのIII/IV号中期型キャタ(SK-18)、起動輪(A-6)、小物セット(A-7)。それとパッションモデルの0.6mmマイナスネジ(P35-001)。

遡って工作内容を適宜記録。
G初期型の特徴の内、タミヤが端折ったディテールは、戦闘室上面パネルの固定方法。タミヤのパーツは、あらかじめモールドされたピルツェンを削る指示があるように中~後期型をモデライズしており、固定方法はボルト止め。しかし、実際の初期型の上面パネルはマイナスネジ固定。ボルトのモールドを削って、ドリルで開口し、マイナスネジを埋めた。最初はハーミットモデルの0.8mm(HM-001)を使おうと思ったけど、開口したら結構大きくなり、ズレも目立つので、小さいほうに変更。予想通り、塗装するとモールドは消えかけてしまうけど、ウェザリングで復活させるしかないと思う。若しくは、ネジだけは全体塗装後に埋め込む方式も考えられるが、あまり現実的ではないな。まあ、ディテール再現という点では結構使えるんではないか、コレ。

シュルツェンは塗装完了に取り付けられるように、現時点では接着せず。キャタも同様。

ダークイエローはクレオスのビン生色。ダークグリーンには、同じくクレオスのダークグリーンにダークイエローを多少混ぜたものを使用。ああ、それにしても、俺、迷彩塗装が下手だなぁ。。。回数積んで修行するか、お手本を模写するところから始めるか。やっぱりセンスと経験がものをいうものだ。

20060730_001

組立完了時。記録のために撮影順に遡って掲載

20061022_001
前回、JSU-122と同時に基本塗装

20061111_003
今回、迷彩塗装した状態。下手だなぁ…

| | コメント (0)